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「「-震惶の雷-カラミティーサンダー!!」」
切っ先を琴水に向けると、白と黒の雷が放たれた。
「ギャアアアッ!」
強力な合体攻撃に、琴水は悲鳴を上げる。
そして雷から解放されると、琴水は元の姿に戻った。
元に戻った琴水は、黒焦げになっていた。
「馬鹿な……。メタモルフォーゼした私が……一撃でやられる……なん、て……」
そう言って琴水は倒れ、動かなくなった。
「ヴリトラ、大丈夫か?」
「う、うん……なんとか……」
ヴリトラは火邑の肩を借りて立ち上がる。
「にしても、厄介な敵だな……。ディストラーよりもタチが悪いかもな……」
涙が苦い顔をすると、火邑は涙の肩に手を置いた。
「だが、もう喧嘩を売ったんだ。やるしかないだろ」
「……そうだな。よし、パルムに戻るか!」
「ああ」
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