片想い

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(誰だよ…つうか…今何時だァ…?) 携帯で時計を見ると、もう昼過ぎだった。 ―ピーンポーン― (うるせェな…。誰が出るか) 俺はチャイムの音を無視して、また目を閉じた。 ピーンポーン ピンッッッポーン (…何でちょっとためてから離すんだよ…) ピンッッッポーンピンポンピンポンピピピピピンッッッポーン 「うるせェェェ!!」 腹立つ押し方してんじゃねェよっ!! 誰だ!?ぶん殴ってやる!! 俺は熱でフラつく足を精一杯動かし、玄関のドアにもたれ掛かって開けた。  
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