キャンプ場の噂 赤松の下の幽霊

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次の日の朝、気になった僕は再び赤松の所へ行った。 そこに、お姉さんの姿はなかったが代わりにおじいさんがいた。 「おじいさんも上を見てるんだね?」 僕は聞いた。 「ぼくは、おじいさんのほかに誰か見たのか?」 おじいさんは聞き返した。 「うん、綺麗なお姉さんがいたよ。」 「もしかして、この人か?」 おじいさんは、僕に写真を見せた。そこには昨日のお姉さんがいた。 「うん。」 僕は言った。 「実はな…」 おじいさんは語りだした。 話によるとそのお姉さんは、昔おじいさんと付き合っていた。でも、お姉さんは金持ちの貴族、おじいさんは農家出身だったから付き合うには差がありすぎた。 そこで、二人で夜逃げをすることになったが親にバレてしまい、数日後に二人で首吊り自殺をしようとしたらしい。それが、あの赤松だ。 お姉さんは自殺してしまったが、おじいさんは途中で怖くなり逃げたらしい。     お姉さんの霊は今もあの時のままで、おじいさんを待っているのかもしれない。
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