体育館 バスケットボールで遊ぶ幽霊

1/1
前へ
/115ページ
次へ

体育館 バスケットボールで遊ぶ幽霊

体育館には亡くなった子供の幽霊があつまりやすい…なぜなら、体育館には子供が遊ぶための道具がたくさんあるからだ。今回は体育館の話。   ある小学校の体育館に夜、ボール遊びをする幽霊がいると噂が流れた。 子供たちがその噂を怖がり体育館で遊ぶ子が1人また1人と減っていった。ある日子供たちが隠れん坊をすることになり、ある子(a男)が体育館に隠れた。その子はそのまま寝てしまった。 目が覚めたのは、夜8時くらいで足早に体育館から出ようとすると 「ボーン、ボーン。」 とバスケットボールをつく音が響いた。a男が振り返ると白い影ぼんやりとあった。逃げようとすると 「ねぇ、遊ぼ?」 と言ってきた。a男が 「何して?」 と聞くと、白い影はバスケットゴールを指さし 「フリースローやろ。」 と言った。a男はやってみることにした。 白い影の子はとても、上手かった。 a男もバスケ部として負けるわけにはいかなかったが、フリースローを外してしまった。 白い影はそれを見て微笑んで消えたという。     恐らく生前はバスケ部だったが、何らかの事故で亡くなったが、その事を知らずにさまよう浮遊霊なのだろう。
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

717人が本棚に入れています
本棚に追加