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どこにでもある学校
にぎやかな教室
友達と話したり、マンガを読んだり、「帰ってきたドラえもん」と「おばあちゃんの思い出」はどっちのほうが泣けるのか、について議論したり、最近北斗七星の横に星が見えるんだが…という相談をしたり…
そんなありふれた休憩時間の風景のなか、二人の生徒が話し合っていた
『ねえねえ、明日って何の日か知ってる?』
「え?なんだろう…」
『なんとCの誕生日なんです!』
「そうなの?ならプレゼント用意しないと」
『偉いねぇ~』
「え?普通でしょ?まさかAは用意してないの?」
『いや、僕はただ単に無駄な知識を植え付けたかっただけ』
「なにその地味な嫌がらせ!?ダメだよ、ちゃんとプレゼント用意しなきゃ!」
『実は僕、プレゼントはあげちゃあいけないってのがお爺の遺言で…』
「生きてるじゃない!!なに勝手に成仏させてるのよ!」
そんなこんなで明日のCの誕生日には、二人で作ったケーキをプレゼントすることになり、放課後Bの家で作ることにした
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