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走って行く椿の後ろ姿を見て突っ立っている桜子と鶇と香織。
鶇「やな感じ」
香織「変な女の子だったねー」
桜子「……」
椿に見つめられた眼を忘れきれないでいた桜子だった。
「こんな所で何してるの?」
桜子鶇香織「!!?」
後ろから聞こえる声に驚いた三人。
桜子「女将さんかぁ」
驚いた三人を見て上品に笑う女将。
女将「それより貴女達始まってるわよ?点呼」
鶇「あ゙---!!忘れてた!!!」
三人は廊下をバタバタいわせて大広間に走った。
桜子「遅れてすみません!!」
以外と生徒達はザワザワとお喋りをしながらくつろいでいた。
桜子「アレ?担任いないじゃん?」
鶇「ラッキー☆」
ホッとしながら三人共クラスの列に列んだ。
二組の担任『麻紀先生』と女将が前に出てきた。
麻紀「静かにしなさーい!今連絡が届いたそうなんだけど田中先生のご家族に不幸があり、急遽帰られました」
一組生徒「え゙---」
鶇が桜子の耳元で話す。
鶇「何だよあいつ。うちらをこんな山奥に残して帰りやがった。」
麻紀「っと言う事で一組のみんなは何かあったら女将さんに頼るようにね」
一組生徒「はーい」
またザワザワしてみんなは部屋に戻った。
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