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シエル→第一皇子は、穏やかな学問肌。
第二皇子は戦で暴れまわり。
第四皇子はまだまだ勉学に勤しんでいる。
第三皇子の存在は、皇女の死後明るみにでた。
それまで、十数年。
まったく存在が見えなかった皇子。
中には幽霊と噂するものもある。
ただ、その幽霊が国を変えた。
命を狙われる位に、外相、商談、軍事、国内状況。
総てにおいて、皇子が一人で動かしている。
シエル「それが、災い。」(呟き)
君主「瑠樹(るき)、何がおかしい?」
君主の言葉に、口元が緩んでいたことに気付く。
シエル「皇子も有能でなければ、長生きできたのにと、思いまして。」(皮肉を込めて)
俺の言葉に、グラスの酒を煽りながら、君主は笑った。
君主「はははは。確かにな。」
王族の暗殺。
報酬は期待できる。
シエル「生きてかえれれば。」(呟き)
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