依頼

6/6
前へ
/26ページ
次へ
資料には、式典の時の皇子の写真が添付されていた。 シエル「っち。」 追記があった。 満月の夜。 人払いをした中庭で、一人静かに、月を眺めるということ。 凛とした涼しげな目元は、式典のせいか優しく、ふんわりとした髪は、女々しい位だ。 シエル「ふっ・・どんな厄介者と思えば。」(苦笑い) これが、国をたった数年で拡大させた人物かと疑ってしまう。 満月・・・。 シエル「あと10日。」 シエル「備には十分な時間か。」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加