。+* ヴァンパイア *+゚

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ズ…ズズッ…… 聞こえるのは、 翠爛の血を吸う音と… 「ぁッ…//ンンッ……ハァ」 少しだけ感じている翠爛の甘い声…… それそろ、 離してやらないと、 今度は翠爛が貧血を起こすだろうな。 と思って… 翠爛を離そうとした時… ガチャッ… 「姫様…?昼食はどう……」 瀧が入って来て、 俺のしている行為に目を見張る…… 「ク…ラン……貴様ッ…!」 瀧の怒号が、 部屋に響く…―― ツカツカッ… 小走りで近付いて来て… 「姫様を離せ。 お前を、処刑にするよう王に進言する。」 鋭く睨みをきかせて、 俺を見る瀧。 別に怖くなんてないし、 どうにかなるのだ。 別に、満に言われても困らないが…… 他の城の者に言いふらされて騒ぎになるのだけはごめんだが…; そんな中… 「瀧は黙っていなさい。私が、クランに血を飲んでッて頼んだのですから。」 俺に抱き着かれたまま、 瀧に言う。 その言葉を聞いた途端に瀧の顔が歪む。 「姫様は、クラン……いや…コイツがヴァンパイアだとご存知だったのですかッ?!!!!」 「えぇ。」 俺の前で、 勝手に進められる話。 正直、面倒だ。 .
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