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「ク、クランはッ…///
何がしたかった…の??」
顔が熱くなりながらも、
問い掛ける。
「何で?」
ぅ゙ぅ……
最近、絶対にクラン…
“何で?”
が口癖になってるよ…;
「………吸血の方って言ったらどうする?」
真っ赤な血の色の瞳で、
私の目を見据えるクラン…
妖しく光る瞳に思わず…
ドキンッ…////
と胸が高鳴る。
「ぇッ…///でも、結婚した人としかしないんじゃぁ……??」
全く質問の答えになっていない。
とは分かるが質問しずにはいられない。
「そうだが……人間の世界で、結婚前に子供が出来たみたいな物だ。別に黙っていれば支障はない……」
と言った後に…
「それに、吸血については法律上定まっていないからな……まぁ、強いて言えば“暗黙の了解”みたいな物で…
王族が破る訳にはいかないからな。
安心しろ。
今はしないから。」
淡々と言うクランは、
どこか寂しげで……
我慢しているようだった…――
「ねぇ?クラン…??」
「何?」
「………私の血////
吸って……
下さいッ…///////」
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