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―――――――
「私の血、吸って??」
真っ直ぐに、
俺の瞳を見て言う翠爛。
は……;?
勘弁してくれ……
折角、
自身を保ち…
我慢しているというのに?
自ら、“吸って”なんて言われたら我慢出来る訳がない……;
少し俯いた後…
余裕のある表情を無理矢理作って……
「クスッ…肩震えてるぞ??それに、初夜に翠爛の処女貰う時に一緒に血も貰うから急がなくても良い。
それとも…
そんなにシて欲しいのか??」
からかい混じりに言うと…
「うん。」
と即答で返事が帰ってくる。
「…今すぐ……吸って欲しい。
私の我が儘、聞いてくれないの??」
翠爛は近寄って来て、
俺の目の前に座り…
ギュゥッ…
と抱き着いて来た。
もう……
我慢出来ない……
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