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クランが怖い訳でも…
嫌いになった訳でもない…――
ただ、
目の当たりにした…
人間の儚さに怖さを感じただけだ。
首筋を触ると、
プッツリ。
とクランの牙跡が残っていて……
その周りには自分の血がベットリと付着している…――
“あぁ…
この血をクランは飲んだんだ……”
そう思うと、
「//////////」
顔が赤くなる。
この首筋に愛おしい人の唇が触れ……
舌が滑り……
牙が触れ、
食い込み……
血が溢れ…
その血をクランが飲む。
思い出しただけで…
顔がほてり…
ドキドキした。
というか、
手当てしてもらわないとッ……;
そう思って、
立ち上がり……
扉を開けた……
.
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