止まらない機械

6/10

8398人が本棚に入れています
本棚に追加
/625ページ
睨んで言うと、 意外にもあっさりと全員出ていって…… ホッ とした。 「……翠爛...」 ポソッ… 意識していなくても、 何故か勝手に名が出て来る… 「…お兄様?…翠爛ッてだあれ??」 大人しくて、 か細い声が… 何やらベットから聞こえる…―― 「……メムか?」 と問い掛けると… 「ぅん。お帰りなさい。お兄様。」 儚気に“ニコリ”と笑って言うメム… 「身体の具合はどうなんだ?」 翠爛の話はスルーして、 話題を振る。 「お兄様が傍に居てくれたらすぐ良くなるよッ!!」 ……という事は、 あまり良くないという事だな; 「そうか…..」 「お兄様、お疲れでしょう?私どくね。」 今日は、 前までとは違って よく喋る。 と思いながら… 「良い。このまま寝ろ。こんなに広いんだ……俺も寝れる。」 ベットのサイズはキングサイズより一回り大きいぐらい。 大人でも、ゆうに5人ぐらい寝れるスペースがある。 「ありがとう。クランお兄様♪」 笑いながら言う、 メムだが…… 今は、休みたいキモチが大きかったので…… メムには悪いが、 そのまま眠る事にした。 .
/625ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8398人が本棚に入れています
本棚に追加