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睨んで言うと、
意外にもあっさりと全員出ていって……
ホッ
とした。
「……翠爛...」
ポソッ…
意識していなくても、
何故か勝手に名が出て来る…
「…お兄様?…翠爛ッてだあれ??」
大人しくて、
か細い声が…
何やらベットから聞こえる…――
「……メムか?」
と問い掛けると…
「ぅん。お帰りなさい。お兄様。」
儚気に“ニコリ”と笑って言うメム…
「身体の具合はどうなんだ?」
翠爛の話はスルーして、
話題を振る。
「お兄様が傍に居てくれたらすぐ良くなるよッ!!」
……という事は、
あまり良くないという事だな;
「そうか…..」
「お兄様、お疲れでしょう?私どくね。」
今日は、
前までとは違って
よく喋る。
と思いながら…
「良い。このまま寝ろ。こんなに広いんだ……俺も寝れる。」
ベットのサイズはキングサイズより一回り大きいぐらい。
大人でも、ゆうに5人ぐらい寝れるスペースがある。
「ありがとう。クランお兄様♪」
笑いながら言う、
メムだが……
今は、休みたいキモチが大きかったので……
メムには悪いが、
そのまま眠る事にした。
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