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心臓がこれでもかってほどに煩い、心音がこんなに煩いこと
きっと知らなかった。
そして知るはずなんてないと思っていたのに、沸き返る校庭に広がるイベント会場。
ちょうど今は告白タイムという時間、普通に考えればきっとこんな人混みの中からたった一人の人間探すなんて無理だと諦める。
でも不思議なモノ。
あれほど拒み続けた感情と気持ち認めた瞬間、強さに変わった。
大丈夫、絶対逢える、きっと探してみせる。
私を突き動かしたのはその一念。
するとイベント会場中央に設置された舞台に人が立ちまた会場内は湧き上がった。
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