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~ 私の大嫌いな彼は知らない 私が彼を好きなこと
俺を嫌う彼女は知らない 俺が彼女を好きなこと ~
《プロローグ》
時刻は昼の12時、楽しい昼休みの時間。
そんな楽しい昼休みに苛々を募らせながら図書室の一角、並列に綺麗に並べられた長方形のテーブルの端に座り本のページを捲る音だけ響かせる女子生徒。
この女子生徒こそこの物語の主人公、御崎ゆりあ、
高等部三年の生徒会長。
実直な性格でどんな相手にも物怖じしない彼女は周りの生徒から『お局』と陰で呼ばれている、勿論、彼女は周りの人間が自分をそう呼んでいることに気付いていた。
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