一輪の薔薇に。

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何故私がこの場所にいるのだろう。 2月14日聖なるバレンタイン。 その、イベントの忙しい最中私は、彼女達に呼び出された。 断る間もなく彼女達に私は教室まで連れ戻された。 『で、話ってなに?忙しいのは貴女達も分って居る筈よね』 窓際に凭れ視線を眼下に落とすともう一度、彼女達に戻すと彼女達は怯む様子もなくとりまき達の間をぬって一人の女子生徒が歩みでる。 彼女の名前は姫宮咲(ひめみや さき) 私と同じクラスの女子生徒で葵好きは周りさえも、認めるほどである。 「あ・・ら、手短に話すとはっきり言って、迷惑なの。 葵君に貴女が近づくの目障りなの、分るでしょ?」 敵意むき出しの姫宮の言葉に眉を潜める。 「怖い人。 もしかして貴女も葵君のこと好きなの? 無理よ、葵君は可愛い女の子が好きなの、性格もね」
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