居たんだ…居ましたよ。

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「ぎゃ~時間が無い!ご飯勝手に食べて。お弁当もカウンターに並べてるから勝手に取ってね。私は、要らないからね。」 そう二人に告げて、洗面所に向かった。 洗濯機は動いてなくて急いで蓋を開けた。 カゴを持ち上げ、中に詰め込んだ。 そして、また二階にあがりベランダの扉を開けてカゴを近くに置いた。 何とか干し終えて、自分の部屋に駆け込んだ。カバンを持ち、階段を下りて玄関に向かった。 靴を履き、リビングに向かって声をかけた。 「じゃ、行ってきます!」 すると、兄が出てきた。 「8時10分に出れば間に合うだろう?早くないか?」 今の時間は7時48分。 学校まで自転車で15分で着くのだから、確かに早い。 8時35分に学校が始まるのだから…。
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