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明るく家を出て行く桜が、怪しい…。
「…何かあるな。」
リビングに入ったら、親父はほうれん草に醤油を垂らしていた。
「…弦、どうした?怖い顔をして?」
「桜が…いや、何でも無い。」
「そうか…早く、食え。冷めるぞ。」
「勝手に、人のほうれん草に醤油かけるな!」
親父は、俺のほうれん草に醤油かけていた。
「しかも、かけすぎだ!」
今日の朝ご飯は、玄米とハムとシラス入り玉子焼き、ほうれん草だ。
「…うまい!」
しかし、何故味噌汁は、具が入って無いんだ。
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