罠への導き
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「お前…名前も分からないのにどうやって調べろと…。」 島津は、ガクッと頭を抱えた。 その姿を見た俺は、島津の教科書を発見し、その角で奴の頭を、思い切り撫でてやった。 「いってーー。」 島津が身悶えている姿を見て、自分の気持ちが落ち着いてきた。 「煩いぞ。じゃ、調べとけよ。」 更に教科書を、開いていた窓から放り投げて、生徒会室から出た。
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