ちっちゃなクモさん

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「ずっと、一緒よ!猫さん」 アリスは泥だらけになったスカートを叩くとチェシャ猫を見上げて笑った。 「もちろん。ずっとずっと一緒だよ」 チェシャ猫もいつものように血で錆びた斧を担ぎ上げ、そして 「お腹が空いたからお茶にしようよ」 と屋敷を見上げる。 「そうね!さあ、これでやっと楽しい1日の始まりよ!」 アリスは無邪気に笑って、チェシャ猫の手を握ると玄関へ駆けていった。 【End】
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