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フォニシア
少女は利冬より少しだけ小さかった
利冬は少女が微笑みかけて来たのでぎこちなく微笑み返して気が付いた
いつの間にか利冬と少女を囲むようにスーツの男達が立っている
「貴方を連れてこさせたのは私なんです、この者達を責めないでください」
少女はすまなさそうにうつ向いた
「え…いや…その」
利冬はどうしたらいいのか視線を巡らせたがスーツの男達の視線が刺さるのでとりあえず少女に視線を定め気にすることないよ、と告げた
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