女の子と死神

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「起きて」 誰かにそう呼ばれ、女の子は、夢から醒めました。 見ると、黒いローブを纏った、見慣れない少年がいます。 「あなたは?」 「オレは…死神。キミの命を運びにきたんだ」 少年は、つらそうに、ゆっくりと、そう言いました。 「お願いだからもう少しだけ待って。お月様との約束を守らなきゃいけないの」
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