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その日の夜遅くに、君は体調を崩して。
そのままだったそうだ。
翌日、静かに身内だけでお通夜が行われた。
あのとき、僕が気づいていたら
自分に正直にでもなっていたら
こんな気持ちにはならなかったのかな?
空を見上げて
君の笑顔を思い出した。
今日の空と君の笑顔は
どこか似ているな。
綺麗でいつまでも心に残って
それでいてふいに無くなってしまいそうな、
そんな空。
雫が一筋頬を伝って
君と一緒に消えていった。
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