プロローグ

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天音「やっぱり、何かあったの?」 亮介「いや、別になんにもないさ」 天音「でも、亮介ちゃん、学園長に呼ばれてたし」 亮介「そんなこと、お前に関係ないだろ」 天音「関係なくないよ。だって、亮介ちゃんは私の幼なじみだもん」 オレとコイツ、 橘 天音「たちばな あまね」 とは、ランドセルを 背負っていた頃からの 付き合いになる。 天音が言うには オレはこの町に来て 初めて出来た友達らしく そのせいなのかは 知らないが 何かとオレに 引っついてきては 一緒に遊ぼうと せがまれた。 見ていると なんだか危なっかしいくて ほっとけないヤツ。 それがオレから見た コイツの印象だ。 本当に昔からなにも 変わってないな。 コイツは・・・ 亮介「それより、その亮介ちゃんって呼び方、いい加減に止めろよ」 天音「えっ?どうして?」 亮介「どうしてってな、いい歳して「ちゃん」はないだろ」 天音「でも、私の中で亮介ちゃんは亮介ちゃんだもん」 亮介「ったく、いつも決まって同じことを言ってる気がするぞ、お前は・・・。あとな、オレなんか待ってないで、さっさと帰れよ。」 天音「だって・・心配だったんだもん。」
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