ゲームの世界へ

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 ――恐らくこれが、俺と主人公の心が、通い合った証なのだろう。  俺は早速、ラグナロクを手に取り、素振りをしてみることにした。 「うわっ、重っ!」  構えてみるものの、剣の重さで前へよろけてしまう。 「がんばって!」  優しい声援に見守られ、俺は何とか一振りすることができた。  しかし、こんな調子であの強敵、フレイム・タイガーに勝つことができるのか……。  俺は不安になった。
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