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「あの女の子が去ったってことは、時が流れ始めちまうんだよな……」
ラグナロクを持つ俺の右手に、手汗が滲んできたのがわかる。
1度目を閉じ、深く深呼吸する。
そして、勇気を振り絞り、全身に力を込めた。
すると……確かに伝わってきた。俺の体に力が漲ってくるのが。
俺は、ラグナロクを手に入れた時のように、再び光を纏った。
そして、その光の霧が薄くなっていく……。
すると、俺の着ていた服が、主人公のものに替わっていた。
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