初陣の剣

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 ――怯んでいるだけではいけない。  こちらから攻撃を仕掛ける! 「はあぁぁぁ!」  俺は勢いよく地面を蹴り、フレイム・タイガーへの先制攻撃を仕掛けるべく、走りだした。  ――フレイム・タイガーとの間合いが、5メートルを切った時だ……。  フレイム・タイガーは二足歩行をするように立ち上がり、胸を大きく反らし始めた。 「ん? 何する気だよ……」  俺は警戒し、走るスピードを緩めた。
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