初陣の剣

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 そして次の瞬間、フレイム・タイガーが燃え盛る炎を吐き出した。 「やっべ! あんな炎まともに食らったら……」  この世に存在する全てを焼き尽くしてしまいそうな業火は、着実にこちらヘ迫ってきている。  しかし、突然の出来事に、俺は何も対応できずにいた。  やはり、初心者の俺じゃ、いきなり強敵は厳しかったか……。 「……ッ!!」  俺は死を覚悟し、目を閉じた。
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