2847人が本棚に入れています
本棚に追加
/958ページ
「クッ! まずい!!」
火炎はもう目の前まで迫ってきていた。
しかし、火炎は俺に届くこともなく、消滅した。
サラマンダーが相殺してくれたためだ。
そしてその刹那、フレイム・タイガーのこめかみを銃弾が貫いた。
フレイム・タイガーは、息絶えた……。
「ハァ……ハァ……。なにしてるの!? あなたそんなに死にたいの?」
息を切らしたリリナが、必死になって俺に言葉をぶつけた。
結局俺は、この戦闘で何もできなかったんだな……。
「…………」
最初のコメントを投稿しよう!