アジト

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「そ、そんな。何? いまさら……」  リリナは顔をほんのり赤くし、俯いて言った。 「グォァァァ!」  突如、サラマンダーが鳴き声を発した。 「ほらほら、お礼ならこの子にしないと」  リリナはサラマンダーを「ドラゴ」と呼んでいる。 「そうだな。サンキューな、ドラゴ」  俺は翼の生えたドラゴの背中を撫でた。ドラゴは気持ち良さそうに俺に懐いてきた。
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