2847人が本棚に入れています
本棚に追加
/958ページ
「話が長くなっちゃったね。ごめん」
リリナはそう言うと、俺とドラゴの側にやってきた。
「俺の方こそごめん……」
「え? ちょっと、何の話?」
リリナの問いかけに対し、俺は俯いて言った。
「いや、その……俺、何かあまり聞いちゃいけない話まで聞いてしまった気がするんだ。リリナの家のこととか……」
それを聞いたリリナは少し微笑んで言った。
「いいっていいって。気にしないで。それより、早く行こっ」
最初のコメントを投稿しよう!