日常(歩美)

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高校生になって半年になる バイトも始めた そこで素敵な出会いもあった バイト先で10歳上の彼氏が出来た でもその人には奥さんがいる いわゆる不倫ってやつだ この恋は秘密の恋だ 誰にも知られてはいけない そんなことを考えながら 私は外を眺めていた 男「何黄昏てるんだよ。馬鹿美」 同じクラスの葉山だ 歩美「馬鹿美って何よ。失礼なやつ」 葉山「馬鹿に馬鹿って言って何が悪いんだよ。そんなことより先生呼んでたぞ。お前なんかしたんだろ。」 歩美「してません」 私はふくれながら教室をでた 『ガラガラガラ』 歩美「失礼しまぁす」 先生「おう、来たか」 私の先生は女性で 男勝りの性格だ 顔はいいのに惜しいなぁ 歩美「どうしたの?」 先生「どうしたの?じゃないよ。アンタ進路希望の紙出した?」 歩美「あっ出してなかった」 先生「ったく、早く出せよ。」 歩美「はぁい」 先生「あっそれから」 先生は突然私の手をひっぱり 職員室の奥にある 生徒指導室に連れていった 先生「アンタ不倫はどうなった?」 忘れてた 先生は不倫の事を知っている 歩美「どうって順調です😆」 先生「そっかなら良かった。」 歩美「ありがと😆先生は不倫をやめさせないんですか?」 先生「まぁ教員の立場からするとあんまり薦めないけど、まぁアンタの好きなようにしなさい。」 先生「それから分かってるとは思うけど、これから色々大変な事があるんだよ。アンタだけじゃなくて、相手にも何かあるかもしれないんだからな」 歩美「その辺はちゃんと考えてるんだ」 先生「そこは考えてるのに、進路は考えてないのか?」 歩美「えへへ(^ー^)ところで先生。彼氏は出来た?」 先生は去年、傷心した生徒に 「旦那になるか?」 と告白してフラレたと言う 事実が残されている 先生「うるさい。どうして古傷に塩を塗るような事を言うんだ。早く教室戻れ」 歩美「はぁい」 私は職員室を出た 先生はああいう性格なので 生徒から人気がある 男子はみんな憧れさえ持つ そんな先生をフる生徒とは 一体どんな生徒何だろう その時校舎裏の桜並木の道で とあるカップルの彼氏が クシャミをしたのはあまり知られていない
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