晴天の日

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私は無視して行こうとしたのに、腕を掴まれて止められてしまいました。 「何よ!!」 と私が言うと、 「お前、豊の事好きか?」 と聞いてきました。 「はぁ?何であんたにそんな事言われなくちゃいけないの? 関係ないでしょ!離してよ!!」 と腕を振りほどきました。 「っっってーな!!お前、告られたんだろ? アイツ、本当にお前の事好きなわけじゃねぇーぞ!!」 と元彼は言いました。 私は驚いて、思わず怒鳴りました。 「え…!?何それ!? あの人…前から私の事好きだったって言ってくれたもん!!」 そして、走って彼のところへ行きました。 私は彼を見つけて、 「ねぇ、この前の言葉、あれ…嘘だったの?」 と言うと彼は、 「え!?何それ?」 と驚いていました。 私は (おかしいなぁ。この人嘘は言ってないのかも…。) と思いました。 「ねぇ。それ、誰が言ったの?」 と彼が言うので私は、 「元彼が…さっき…。」 と言うと彼はショックを受けたみたいで、 「…。俺の言う事より元彼の言った事を信じたんだ…。」 と言いました。私は、 (ぁ…。そんなつもりじゃないのに…。彼を傷つけちゃった…。) 私が落ち込んでいると彼が、 「ぁ…ごめん。ってか、あの野朗!!」 と彼が言いました。 (私の方が悪いのに…私の方こそゴメンネ…。) と心の中で謝りました。 彼はいきなり、こんな事を言い出しました。 「なぁ、アイツに復讐しようか!」 「え!?」 と私が言うと彼が、 「香奈ちゃん、アイツにいっぱい傷つけられたでしょ? 俺はそんなアイツが許せないわけ♪だから復讐しよう!!」 って言ってくれたので私は、 「うん。いいね!復讐しよ♪」 と言いました。 私達は計画を立てました。 私の友達にも協力してもらう事にしました。 そして次の日。 復讐しました。 作戦は成功!! 彼は、元彼を殴ってくれたし、友達も…。 その後、元彼さんは数日間学校に来ませんでした。 私達がどうなったかというと… 私は彼と付き合うことにしました。 友達を失うことになっても、好きな人を守る(?)彼はとっても素敵な人ですから。 それは、雨が降り続いた後のきれいな晴天の日のお話です。  
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