42人が本棚に入れています
本棚に追加
結局、ガルロはゲイブルに一撃も与えることはできなかった。
しかし、生きてココに立っているのガルロだった‥。
ロッカールームに引き上げる途中、あの小柄なマッチメーカーが落ち着かない目に脂汗を浮かべた笑顔でガルロを出迎えた。
「す、すげぇじゃねぇかよぉ!
え? 次はどぉすんだよぉ?」
ガルロは質問の意味がわからないというように肩をすくめると、こう切り返した。
「オレに賭けたんなら、相当儲けたんだろ?
とりあえず、壊しちまったガレージの代金と、次の寝床を用意してくれないか?」
「お、おう! 当たり前だよ!
ハハ‥ 、なんでも言ってくれや! ハハハ‥」
―コイツ、オレに賭けてなかったな ―
そう感じて、ガルロはニヤリとした。
「よろしく頼むぜ。相棒。」
そう言って整備場の方へと去っていった…
後に
第4次銀河大戦が勃発したが、ギルガメス、バララント両陣営共に、新型マッスルシリンダーを採用したという情報はない。
最初のコメントを投稿しよう!