守墓地者

闇に染まる。
黒く染まる。

広くも狭くもない墓地。
僕の家でもあり…
僕の仕事場でもある。

朝でも、
昼でも、
夜でも、誰も来ない墓地。

可哀想に…
ここの墓の中の者は、
人間に恵まれてなかった。

誰も来ない墓地…

だけれども…
僕は独り、墓を守ります。

それが僕の存在理由だから…

【守墓地者】

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