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「・・・・はぁ」
目覚ましの音で目覚めた琢磨は眠さで開かない目を必死に開けてタバコを探し火を付けた。
(今日から学校行くのか。)
今日は琢磨が学校を転校して初日の始業式がある。 琢磨はタバコを消すとシャワーを浴び着替え始めた。
地元では札付きの不良と言われていた琢磨は前の学校で先生を殴り入院させた為強制転校と言う異例の処置を受けた。
更に保護観察と言う処分が下り。
生活や服装と言った事を全て規制された。
何故琢磨がこんな事を素直に従ってるかと言うと破れば少年院と言われているからである。
それが琢磨を押さえているのである。
「は~なんか標準服の制服似合わねえな俺。」
私服や改造した制服で学校に通ってた琢磨は窮屈な制服に恥ずかしさを持っていた。
琢磨の両親は共働きをしておりほとんど顔を合わす事が無い。
「んっ?今日は弁当作ったんだお袋。」
弁当を持った琢磨は家を出た。
「歩きってこんなにしんどかったっけ??バイクで行きてえなあ~。」
一人で愚痴をこぼしてる琢磨の後ろからクラクションの音がした。
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