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僕は目覚ましの音で起きると、着替えを済ませて、リビングに降りる。
そしてテーブルの上に置いてあるパンと牛乳とメモ用紙を見る。
僕はパンと牛乳をそのままにして出て、バスに乗り学校に行く。
学校には、僕のことを見てくれている人がいる。
その人は、僕の担任の先生。
先生は若くて、元気で、いつも僕のことを気にかけてくれる。
お父さんのソフトが売れた時も、僕が話をする前に気づいたし、お父さんとお母さんが変わった時も、先生は気づいてくれた。
だから、放課後に先生に話してみた。
「そうか……。
お父さんもお母さんも太郎にかまってくれなくなったのか」
「先生、前みたいに三人で一緒にいたよ。
お父さんもお母さんも自分のことに夢中なんだ。
僕なんかいなくてもいいのかな……」
「太郎……、そんなことないよ。
子供がいなくなってもいい親なんていないよ」
「ほんとに?」
「本当だよ。
先生が嘘を言うと思う?」
「ううん、先生が言うなら信じるよ」
「ありがとう。
バスが来る時間だよ」
「うん、先生さようなら。」と、バスの方に向かった。
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