序章

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一人の少年が倒れている。 少年の瞳はアクアマリンの色をしていて金色に輝く髪は優しい風が流れふわりとなびく、体格は小柄ですらっとしている…しかし、少年の服は血で汚れ破れている部分もあった。 今少年がいる場所は月が出ているはずなのだが、木が月明かりを遮(さえぎ)り少年まで光が届かない程木が沢山ある森の中。 そんな暗闇の中少年は目を覚ます。 「うぅ…っ…………ここは…」 少年は体を動かそうとするが全身に痛みが走る。 しかし、何故怪我をしているか覚えていない。 まず状況を把握する為に自分が何故怪我をしているのか、そして何故こうなったのかを少年は思い出していた…
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