運命のボール

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スコアは4対4の同点。 そしてカウントは既にツースリーのフルカウント。 一打サヨナラ、外してもぶつけてもサヨナラの場面。 マウンド上の浩幸は、激しい緊張感で頭の中が真っ白になっていた。 緊張しているのは捕手も同じである。空白の時間が少し流れ、ようやくサインが決まる。 出したサインは、外角へのストレート。
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