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一時半
少し遅めの昼食を済ませ
ソファーにおもいきり
腰掛ける
食べた後の片付けは
気が向いたらするという
感じで
いつになるかわからない
明日か 来週か 来月か
気紛れで目標も無く
何も考えていない男
小学校から高校までの
友人に付けられたあだ名は
「ナマケモノ」
彼は気にしない
そういう男
彼をよく知る人は
こうとも言う
「生きているが死んでいる
動く死体のようだ」
だが彼は何も感じない
そういう男
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