ワイハー二人旅

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夜中の一時。 「ラ・マン」から出て、酒も抜けきらない内に、板前と木村はワイハーを目指して泳いでいた。   「んがっふ、ワイ、ハーは、あとどれ、ぐらい?」   「んがっふ、んだな、あと、一週間、くらい、か」   「んがっふ、し、しぬ」   回遊魚並みの泳力が無ければ不可能な距離を泳ぎだした二人だったが、早くも溺れそうだった。      
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