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「本当に?本当に洋子が返さなくていいって言ったの?」
「はい!僕を愛しているから返済はいらないって洋子から言って来たんです!」
嘘だ!嘘だ!
「そんな‥じゃあ洋子が最後に食事をしてた男性は?」
「それは僕じゃありませんよ!洋子も時には仕事仲間と食事をしてたみたいだし」
嘘だ!お母さん!
信じちゃダメだよ!
「そう‥けど洋子が居ない今は真実は分からないわ‥保険金の事は、もう少し気持ちが落ち着くまで待って頂戴‥必ず恭平さんにお渡しますから」
母は輝きを失った
嘘つき狐を
捕まえれずに無念なのだ‥
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