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「逃がすな!!」
人間達もイーブイを追いかけていく。
「…………」
クサイハナは一瞬何が起こったのか分からなかった。
(私のせいだ……私のせいだ……私のせいだ!!)
私が責めたせいでイーブイちゃんは泥棒をしたんだ!!
クサイハナは更に涙を流した。
(私が行かないと……)
クサイハナはイーブイの駆けた方へと走っていった。
すぐにイーブイを見つけることが出来た。
(イーブイちゃん!!)
イーブイは人間達から数々の暴行を加えられていた……
「石はどこへ隠した!!」
蹴られる
「この泥棒が!!」
蹴られる
「早く石を出せ!!」
蹴られる
蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる蹴られる
(イーブイちゃん……)
「あ!あのクサイハナが持っているぞ!!」
いつの間にかクサイハナは隠れていた場所から出ていた。
「なんで……早く逃げて!!」
イーブイが叫ぶ。
「うるせー!!」
蹴られる
「クサイハナちゃん……その石を返してね~。」
人間がクサイハナの石を取ろうとする。
(こういうときだけ……)
猫なで声出しやがって!!!
クサイハナはその人間に溶解液をかける!
「ああぁ!!痛い!痛いぃ!!!」
人間は地べたを転げ回る。
「このカスがぁ!!」
他の人間にクサイハナは頭を捕まえられる。
(痛い!止めてよ!!)
クサイハナは必死に抵抗する。
「このやろう!!」
クサイハナが溶解液をかけた人間がポケットからライターを出しクサイハナに炎を浴びせる。
(痛い……痛いよぉ!!!!)
クサイハナは焼き焦がれる痛さに悲鳴をあげる。
「クサイハナのくせに生意気なんだよ!!!」
人間は止めることを知らず二匹のポケモン達に暴行を加える。
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