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「暑くないですか?制服脱いだほうが…」
「くっ…さ、っわんなっ」
「あなたのためです」
そういって、古泉はブレザーを脱がし、ネクタイに手を掛けて解き、
シャツのボタンを全て外して、最後にベルトを緩めた。
その間にも、声が漏れないように必死に下唇を噛んで耐えていた。
にも関わらず。
「うぁっ…」
そんな俺の努力も知らず、古泉の手は容赦なく体に触れてくる。
慌てて口を押さえたが、それも間に合わず今まで自分でも聞いた事のないような声を発してしまった。
それに驚いている暇もなく、古泉がゆっくりと、確実に触れてくる。
「んっ…ちょ、まっ…て‥!」
「待っていいんですか?無理はしないほうがいいと思いますけど」
「誰が…っやらせた、誰がっ…」
古泉の手は止まる事なく、ただただ俺の体を這い続けた。
それでも、その手は一番望む場所には触れることなく、
もどかしくて、どうにかなりそうだった。
「ぁ…んぅ‥」
「よく我慢できますね。きつくないですか?」
「くっ…そ、てめぇが勝手にやったんだろうがっ…ん!」
「あんまり大声出すと、いろいろとめんどうですよ」
「んっ…くっそ…」
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