ビーチロード

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夕闇せまる頃、ボーイング777号機は小さな島へ向け降りたって行く。 うだるような暑さのチャンギ国際空港。 喧騒の中、ダイは荷物を受け取りロビーへ出ると、そこにケイが待っていた。 「本当に来たんですね。」 「おまえが呼んだんだろう。」 いつもの調子で肩を叩き合う二人。 そのまま黄色いオンボロのタクシーに乗り込んだ。 「ビーチロード5thストリート」
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