第1章 プレゼント

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ある朝… 起きると、枕元に大きなプレゼントが置いてあった。 沙夜は、サンタさんが来たんだ!とベットから飛び起き、包みを開けた。 大きな箱の中には鳥かごが入っていた。 しかし、中身は鳥ではなかった… 黒い肌に、天使の様な赤い羽、頭には角が生えていて、尻尾もある… それは、図鑑には載っていなさそうな、初めて見る生き物だ。 紅い瞳が綺麗… 「……じろじろ見てんじゃねぇよ。」 ………え? 今のって誰が…? 沙夜はキョロキョロと辺りを見回した。 「ぷっ……、ここだよ。」 沙夜は鳥かごを見下ろした。 ……これ…喋るの…? 「初めまして……沙夜…。俺は、サンタさんからのプレゼントだ。」 その生き物はケケケと鋭い牙を出しながら笑った。
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