第1章 プレゼント

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沙夜は、自分の部屋に戻った。 どうしてサンタさんはこの怪物をくれたんだろう… 子供を食べるなんて… 危ないじゃない… 沙夜は、怪物をじっと見つめた。 「…何だよ。」 「…お腹減ってるの?」 「…まぁな。」 「私を喰べるの?」 「お前は喰べないよ。約束する。」 沙夜は少しホッとした。 「…名前…何て呼べばいいの?」 「俺に名前はねぇ…。」 「じゃあ、名前つけてあげる。…じゃあ………、黒いから、ブラック!」 「そのままじゃねぇか…。」 「…ダメかな?」 「…お前がいいならいいんじゃね?」 ブラックは沙夜にとって、初めての友達になった… 沙夜は、ブラックのことが大好きになって、いつも一緒に過ごした。 何の為にブラックが沙夜の元に来たのか、沙夜は知る由もなかった……
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