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沙夜は、自分の部屋に戻った。
どうしてサンタさんはこの怪物をくれたんだろう…
子供を食べるなんて…
危ないじゃない…
沙夜は、怪物をじっと見つめた。
「…何だよ。」
「…お腹減ってるの?」
「…まぁな。」
「私を喰べるの?」
「お前は喰べないよ。約束する。」
沙夜は少しホッとした。
「…名前…何て呼べばいいの?」
「俺に名前はねぇ…。」
「じゃあ、名前つけてあげる。…じゃあ………、黒いから、ブラック!」
「そのままじゃねぇか…。」
「…ダメかな?」
「…お前がいいならいいんじゃね?」
ブラックは沙夜にとって、初めての友達になった…
沙夜は、ブラックのことが大好きになって、いつも一緒に過ごした。
何の為にブラックが沙夜の元に来たのか、沙夜は知る由もなかった……
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