17人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
『朝だぞ。』
パパがカーテンを開けた。
眩しい…
今日…学校じゃん…
沙夜はベットから起きて朝食を食べた…
目の前でパパが新聞を広げた。
沙夜は朝食を食べ終わり、部屋に戻った。
ブラックがじっとこっちを見た…
「…ゴメンね…君は連れて行けないんだ…」
沙夜は申し訳なさそうに言った。
ブラックはふっと呆れた様に、
「行く気ねェよ、バァーカ…」
と言った。
登校途中…何度も足が止まった。
沙夜は小学二年生…そして、いじめられていた…
それでも、パパの言葉を信じて学校に通っていた。
教室に入った。
いつもより騒がしい。
私の席には相変わらず「死ね」の文字が私を睨んでいた。
先生が教室に入ってきた。
深刻な顔だ…
教室全体が静かになった…
「皆さん…ニュースを見て知ってる人もいるんじゃないかと思いますが……山岡悠君が…昨夜、行方不明に…なりました…」
教室がよりいっそうしぃんとした。
悠君って…いじめっ子の…?!
最初のコメントを投稿しよう!