赤ガ好キ

7/9
前へ
/9ページ
次へ
僕は白い壁に囲まれた病室のベッドに横たわっていた 両親が僕を病院へと連れてきて 気が狂う程白いこの部屋に押し込めてしまった 体をベッドに縛り付けられ、手も動かせない 大好きな赤は見れないけれど、代わりに窓から見える真っ赤な夕日だけが僕を支えた 吸血鬼がトマトジュースで気を紛らわせる気持ちが今なら分かるよ 嗚呼、血が見たい 血ガ見たい血ガ見タイチガミタイチガミタイチガミタイチガミタイチガミタイチガミタイチガミタイチガミタイ
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加