序章

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そのおかげで、まぁ多少は点数が上がったが、さほど変わりはない。 俺のやる気の問題なのか、奴の教え方がいけないのか。そこは不明な点だ。 「こんにちは」 おおっと、こいつのことを忘れていたな、こいつは違うクラスの「春日井 刹那」ってんだ。こいつは自主的に来た変わり者だ。 とまぁこんな感じでここに居るのはこれで全員だ。さぁ勉強!勉強!  だが今日は違った。奴に異変が起こった。イキナリぶっ倒れ、訳のわからないことを言い出した。 「おい神楽!どうしたんだ!起きろ!」 「神楽さん?大丈夫ですか?神楽さん?」 俺達が呼びかけていると、神楽が起き上がった。 「たすけて」 はぁ?と俺と刹那が疑問に思うと、神楽が話を続けた。 「あなた達の力が必要。」 「お前神楽じゃないのか?」 「私はこの娘ではない。」 「どういうことだ?」 「特にあなたとこの娘の協力が必要。そしてあなた。」 「僕ですか?」 「そう。あなたにこの人達を導く力を授けます。」 神楽の手が光を放ち、刹那に向けられた。その瞬間刹那の体が光を放った。
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